金貸し
本日はスイスである。スイスといえば金であるので、少し貨幣や利息の歴史を紹介しておこう。
古代には貨幣が始まった。物物交換では限界があったからだ。価値は時間が過ぎるにつれ目減りする。さらに重量による不便さも発生するだろう。そう言うわけで小型でかつ希少そうな物質が代替されることになった。そして世間様全般でこの小型な物質を使えるようになれば、いわゆるお金になるだろう。つまり金というものは交換手段でしかない。現代でもそれは変わらない。現代ではお金を稼ぐことは邪悪なこと、卑しいことだと教える教育があるが、なぜ交換手段が邪悪なのかは不明である。我々は例えば魚や肉の引換券や商品に引き換えれるポイントをたくさん持っている人を卑しいと思わないだろう。
交換対象は限られてくるが、換金化もできるので特に差はないだろう。お金 = 悪イメージを共産主義者は植え付けることに成功したのだろう。結局そのような教育は富裕層が独占できる土壌を形成するために過ぎないのである。彼らは絶対に教えない。そして貧困層が増えてもらわないと、世界暴力革命の駒プロレタリアにできず
金銀銅が流通する前は貝がお金の代わりになった。我々は貝持ちにぶちぎれるだろうか?おそらくそれはないだろう。洗脳とは恐ろしいものである。そして貝は壊れやすいのでもう少し頑丈なものが必要になった。そして金銀銅が流通し始めることになる。さらに重量もある。これはとても不便である。
そこで登場したのが預かり証である。この預かり証をいわゆる両替商に持っていけば、金銀銅が引き出せる。そして、この預かり証には名前が書いていない。となると他の人がこの紙切れをもっていっても金銀銅が引き出せるのである。
つまりこの預かり証は金銀銅によって価値が裏付けされることになる。対象を金にして両替商を国の中央銀行に置き換えるとそれは金本位制と言える。当然通貨の量は中央銀行の金保有量までしか持てなくなるのだ。この金本位制は廃止されることになる。ではその裏側にある背景とは何か。
話を利子にする。古代から金貸しはよくないものという教えが蔓延していた。中世において、教会は利息を請求することを禁止していた。キリスト教の解釈では金貸しをすることは不可能だった。宗教的な側面から言うと、利子は不労所得であると言う考え方がある。確かに金貸しは金を貸すだけで、原資と取り立てるスキームさえ持っていれば商売は成立することになる。原資があり借り手さえ見つかってしまえばいいのだ。金貸しはさぞかし儲かっただろう。当然高利であればあるほど儲かる。
例えば日本の利息制限法によると、元本が10万未満だと年2割、10万以上100万未満だと18%、100万円以上だと15%も利息をつけれる。つまり100万貸せば何もしなくとも15万円儲かるのである。借りてが返せないなら、取り立てか担保を差し押さえて売ればある程度は回収できるので、効率が良い固い商売であることがわかる。
別に利子は悪いと言ってるわけではない。今日使える金が、1年後にしか使えないようになるのでその対価を求める行為は当然だからである。塩漬けにする以上リターンは必要だ。そうでなければ、よほどのお人好しでなければ金を貸すことはないだろう。いわゆる現在価値と将来価値と言う用語である。
例えば、100万を年利15%で運用すると、1年後には115万円になるだろう。1年後に100万にするなら、現在価値は87万円程度になる (100万/1.15) つまり1年後の100万は今で言うと87万円の価値しかない。
このようにお金は時間により価値が変わるのである。つまり将来の100万より今の100万の方が価値が高いと言える。それを補うための利子があるのは当然の話である。
そしてユダヤは金貸しとして活躍することにある。それをもっと綺麗に言うと銀行家である。彼らは伯爵や貴族から金を借り、それを非ユダヤの農民に貸し出した。当然規制がないと高金利になるので、40%程度の金利がのしかかった。つまり100万借りると利息は40万だ。利息を返すだけで苦労するだろう。この場合、貸し手から考えれば元本が減らない方がずっと利息をぶんどれるので都合が良い。
たった100万円で40万も毎年ぶん取れるからである。
そしてマイアーアムシェルロスチャは皇帝の金庫番を任された。この皇帝当時ヨーロッパ最大の財産を引き継いだ男である。それを使わない手はないだろう。皇帝にはアイデアがなかった。と言うわけでマイアーは素晴らしいアイデアを思いついた。
それは素晴らしい息子5人の存在であった。マイアーはこの素晴らしい息子5人に命令を下した。別々の国に行けよと。彼らは世界を飛んだ。ロンドン、パリ、ウィーン、ナポリ、フランクフルトである。しかもこれは資産を分散する狙いもありリスク管理的側面もあるのだ。毛利家が3つの矢ならロスチャ家は5つの矢と言える。
マイアーは最初ただの古銭商人に過ぎず、特に裕福でもなんでもなかった。しかしヘルム1世から気に入られることになり、ヘッセン家の御用商人にまで出世した。そして5人の息子達のおかけで、マイアーはゲットーで一番の資産家になっていった。商人が銀行家へと転身を遂げることになる。ただの金貸しだが。
息子達
彼らの運用していた富は莫大だった。なんせヨーロッパ最大の財産なのだから。散った素晴らしい息子達はお互いに金銭をやり取りすることもあるだろう。例えば大顧客が見つかったので貸す用に金を送ってくれなどである。彼らが相手をしていたのはナポレオンやイギリスのプロセイン軍などの歴史上の偉人だ。額も桁違いだ。利益も桁違いだ。もはや国レベルである。
1番目の息子はフランクフルトで滞在して、父を補助した。2番目の息子サロモンはオーストリアのウィーンに飛び、SMロスチャを設立し、オーストリア帝国と鉄道インフラに莫大な資産を投資した。鉄道インフラに目をつけたのはロックフェラーも同じである。資源の輸送ルートを確保しておくのは好都合と言える。輸送ルートを牛耳ると何もせずとも交通量を取ればチャリンチャリンと音が聞こえるだろう。これも不労所得である。不労所得のいいところは自分のリソースを咲かないので拡大が無限ということである。
3番目の息子のネイサンはロンドンに渡り、そしてNMロスチャを設立したのである。彼は大成功をし、一家の準長として活躍したのであった。
4番目の息子のカルマンはナポリに渡り、CM de ロスチャを設立している。彼は皇帝や王にお金を貸したのであった。王からしたらありがたい存在であろう。カルマンからしたら便利な存在だろう。
5番目の息子はパリに行き、ロスチャフレール銀行を設立したのであった。このように息子は様々な都市に散っているので、両張りはとても容易い。むしろ戦争がおこればラッキーだ。なぜなら両方の勢力に投資をすることが可能だからだ。勝負が決着するまでは骨の髄までしゃぶり尽くせることが可能である。勝負がついて危うくなれば資産を引き上げてしまえばいいだけである。この素晴らしい息子ネットワークは非常に便利であった。このようなネットワークから2枚舌、3枚舌が生まれるのは容易い。イギリスの3枚舌外交も彼らの手の中にあったのではと空想をしてしまったのは前の話だ。そうとしか思えない。それは過去コンテンツエルサレムとバチカンで触れている話であるのでそちらを参照いただけると。いとおそろしや。
この中で最も活躍したのはネイサンロスチャである。彼はナポレオン戦争の第七連合戦争にて莫大な富を作ったのだ。英国政府は給料を兵士に払う必要があった。なんせナポレオンと戦ってるのだから無給というわけにはいかない。愛国心があったとしても、兵士しかやってないので生活していけない。
しかし英国政府は金貨を持っていなかった。そこでネイサンは政府の代理で兵士に給料を払った。当然ウィリンストンの軍隊や、兵士とコネクションができるのでそこから情報は山のように入ってくるだろう。情報くれないなら給料を止めればいいだけである。
ワーテルローの戦いは実は決着はついていたが、情報速度が追いついていなかった。しかしこのようにコネクションがあるネイサンは当然知っている。となるとロンドン証券取引所の英国株は急騰するだろう。戦争に勝つことは非常におめでたい。そらそうだ。領土も取れるし、賠償金もぶん取れるし、期待しかないだろう。
しかしネイサンは市場には逆の情報を流したのである。早く株を売らないと大変なことになるぞと。そうすると株は暴落することになる。ネイサンはそして株を大量に購入した。政府が勝利を発表したとき急騰した。ネイサンは数十億ドルを稼ぎ出した。つまりこれは政府もグルの出来レースなのである。公平な競争など幻想であることがわかる。公平や平等など嘘である。基本的人権も貴族を絶対王政から守ためのマグナカルタからの発展に過ぎないのであり、それは所詮貴族のお下がりに過ぎない。そしてそのような寝言を左翼はよく利用する。寝言から何も生まれることはないだろう。
さらに外国都市を跨ぐやりとりの場合問題が発生する。どうやってマルクからポンドへ変換しようかしらである。当然イギリスではそのまま現生のマルクは使えないだろう。何が必要かと言うと両替が必要である。これが国際銀行の始まりとも言える。
スイスのバーゼルにてBIS(国際決済銀行)を作ったのもロスチャ家と言われる。BISは第一次世界大戦後の賠償金支払いを円滑化させるための機関となった。
BISは中央銀行の中央銀行である。BISをロスチャ家と働いていた。さらに銀行総裁はロスチャ家と金融政策立案を行っていた。当然BISはロスチャ家に恩恵を与えてきた。ドイツ帝国銀行総裁のシャハトはジェイコブシフと協力しウォール街やシティの資金をヒトラーに注ぎ込んでいたとされる。ちなみに彼はベルリンのフリーメイソンロッジに加入している。これは偶然だろうか。彼はロスチャと共同してコンソーシアムを作り、ドイツの政府債を引き受けていたとされる。そして彼は我が闘争に強い感銘を受け、ナチ党に接近をした。シャハトはBISの理事であった。
そして当然このBISはナチ党御用達でもあった。スイスは永世中立国だ。これほど融資に好都合な言葉はないだろう。彼らは連合国にも枢軸国にも融資をすることが可能である。この融資がなければ第二次世界大戦はもう少し早く終了しただろうという人もいる。
BISは皮肉にも連合国と枢軸国の両方の銀行家がともに働いていたのである。例えば、モルガン財閥メンバーも関わっている。これはとても面白い皮肉である。これこそ中立だからこそなせる技である。結局シャハトも無罪放免だった。これもまた出来レースであろう。
支配
中央銀行は通貨発行権を持っている。そして中央銀行は特に国民によって選ばれていない。選挙で選ばれるわけではないので好き放題できるのである。咎められない程度にだが。咎める政府の国債を買わず、金を提供しなければ政権はつむので当然言いなりである。通貨発行権がないなら持つものに借りるほかない。それしか選択肢がない。
さらに国債の利息として貸した金の利息をもらうのである。その利息は国民から重税をし回収するのだ。よく考えればおかしい話で原価がほぼ0の紙で無限の金を産むことに成功している。これは不労所得の最上位形態であろう。FRBは政府が持っておらず株主はロック家やロスチャ家で占められているのは前した話である。
では当然ロスチャが考えるのは各国の中央銀行が欲しい!だろう。通貨発行券さえ手に入れてしまえば同じような商売は横展開可能である。では国の王様が通貨発行権を掌握していれば?そして従う気がなければ?当然奪うまでである。そうして起きたのが、アラブの春であり、各地の戦争である。当時リビアの中央銀行は国有銀行であった。銀行の金利は0であった。国の借金もなく、対外債務も特になかったとされる。なぜなら石油収入で賄えるからである。当然税金も必要ない。なぜなら中央銀行が国有なので利息の支払いのため税金を取り立てる必要がないからである。そしてアラブの春が起きた。カダフィーは倒され、国は無法国家になり荒れに荒れた。中央銀行は当然彼らの手に落ちた。この裏で意図を引いているのは誰か?答えは明らかである。ヒラリーは指導者の死後にリビアに訪問しているが、目的は中央銀行の状況確認だったとも言われる
21世紀初頭で、全世界でロスチャが所有している中央銀行はアフガニスタン、イラク、イラン、北朝鮮、スーダン、キューバ、リビアと言われる。アフガニスタンやイラクでは2003年に中央銀行が設立された。ではその当時何があったのか。さらにスーダンリビアは2011年にロスチャの手に落ちた。 スーダンでは紛争が起きた。さてその黒幕は一体誰だ?
しかし今やそのメンツは北朝鮮、キューバ、イランとなった。彼らは世界からならず者国家と言われている。それはその通りだが、彼らがならず者国家という理由は我々とは違う。中央銀行よこせ、通貨発行権よこせやゴルアである。これに反発するものは大体56されてきたり、邪悪扱いされてきた歴史がある。例えば、プーチンはこの中央銀行支配を打破したいのであろう。プーチンは金貸しと戦ってきた。世界のロシアの扱いはではどうだろうか?世界のマスコミはどう報道しているだろうか?所詮全ては彼らの手の内にあるのだ。
そんな中央銀行の一番のトップがBISなのである。よって彼らはDSピラミッドのかなり上層部に位置していると言える。そんな取りまとめのBISが永世中立国スイスに存在しているのである。中立とは非常に便利な言葉である。中立は両張りが可能である。
さらにそんな彼らはIMFや世界銀行にも資金を注入している。彼らは財政援助を理由に各国に民営化をプレゼントする。
マイヤーアムシェルロスチャはこう語る。私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば誰が法律を作ろうとそんなことはどうでも良い。
全てはスイスに集約される。ではロスチャに金を提供していたのは誰か・
まとめ
- ロスチャは金貸しとインサイダーで巨万の富をえた。
- 彼らは金貸しから銀行家に名前をチェンジさせた。
- しかし所詮は金貸しに過ぎない
- 彼らは中央銀行を乗っ取っていく。それは次回以降深堀りしていく
- 中央銀行が彼らの手に落ちていない国では争いが起きる
- なんとも不思議な話である。
- そんな中央銀行は無から有をうみ政府に金をかす
- 当然利子は国民の税金から回収される
- 我々は誰のために所得税を支払っているの?小室圭のため?ロスチャのため?
- 税金がないと国が成り立ちませんという教育はよくされただろう。果たして本当か?
我々は搾取されている。誰のために重税されているのか?ビバガチ節税。
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