黒い貴族
バチカンには黒い貴族と呼ばれる家族が存在していた。黒い貴族とは何か?それは1870年9/20日にイタリア王国の軍隊がローマに侵入し教皇を倒した時から始まる。イタリア王国はローマ教皇領を占領した。そしてイタリア王国はサヴォイア家に忠誠を誓うことを求めた。しかし彼らの支配下に落ちることを拒み教皇ピウス9世の側についた貴族達がいた。そんな彼らの子孫が黒い貴族である。
この黒い貴族は何世紀にもわたって存在しているという。彼らはバチカンとつながることで利益を得るために移住した強力な家族である。黒い貴族は上級聖職者や、教皇まで排出するようになった。黒い貴族を代表する一家はオルシー二家やボルゲーゼ家である。オルシー二家はベネディクト13世を輩出している。第260ピウス12世はそんな黒い貴族の家系に生まれた。
彼は世間一般では物議を醸すような条約を組んだ。それはライヒスコンコルダードと呼ばれたドイツとバチカンの条約である。当然ドイツを制していたのはナチ党(国家社会主義ドイツ労働者党)である。当時のドイツのキリスト教観とカトリックはあまりにも乖離があり、しばしばドイツ労働者党は教会を攻撃していたという。そして教会もドイツ労働者党に入ることを禁止していた。
そんな党参加禁止令を打ち破ったのだった。ここでできたのがライヒスコンコルダードであり、この条約によりカトリックはドイツで認められた。彼は共産主義と手を切った最初の指導者であるとピウス11世は言っていた。そしてドイツ労働者党はその条約を宣伝に使った。つまりバチカンがN党にお墨付きを与えたというわけだ。残念ながら労働者党は圧迫を止めることはなかったという。そして12世はドイツの行いに対して沈黙を貫いていた。
しかしながら彼は面白いことに矛盾する一面も抱えていた。英国の諜報文書によると、教皇ピオ12世の元で第二次世界大戦で連合国の勝利は成し遂げられたという。バチカンの新聞は第二次世界大戦にて連合国への勝利に超重要だったのはノガーラの財政計画であると報じている。ノガーラは米国の英国の銀行、JPモルガンやバークレーズに何百万ドルも投資されている。バチカンはドイツ労働者党に晒されている資産を米国に速やかに移したのであると。
前任のピオ11世は聖座のフィナンシャルアドバイザーにベルナルディーノ・ノガーラを採用している。ノガラは1929年のウォール街大暴落後にそのキャリアを開始している。彼は聖座の金準備を積極的に不動産に移動している。彼は株、金、先物の投資を続け、ローマ・カトリックの財政基盤は膨張させたのであった。異常な増加であった。
彼はピオ12世のもとでも活躍した男だ。バチカンの第二次世界大戦後の財政力の基盤を作ったのは彼らと言われる。原資はムッソリーニがラテラノ条約で与えた金である。彼はカトリック教徒ではなかったが、金庫番の目的でカトリックに改宗しているわけだ。実際彼はカトリックの教えに反した企業に多額の投資を行っている。つまり彼は便宜のために改宗したにすぎないのである。
そして驚くべきことにノガーラは枢軸国からも利益を得ていたのであり、その利益を企業に再投資していた。さらにオフショアバンクを利用してバチカンの金を隠した。実際彼はルクセンブルクにオフショア会社も設立している。そんなルクセンブルクはタックスヘイブンの会社構造を設立した最初の国の一つとなる。それは物議を醸すところにも流れていた。それはドイツ労働者党も入っているし、連合国側からブラックリストに入れられている会社の購入資金にも当てられている。取引にはペーパーカンパニーが使われており、バチカンの存在を消すことに成功している。アメリカの使節は実際この取引を警告していたが、そんなことはお構いなくである。
彼にとっては金に色はないというわけだ。色がついていれば洗うまでなのである。そして色はなくなるのだ。金の悪魔はバチカンの神となったのである。そこで生まれたのが神の銀行であるが
当然ノガーラもピオ12世もあの名家との関係が深い。それはロスチャイルド家であるピオ十二世はロスチャイルド銀行の口座も開いている。
彼の両張りの理由がわかるだろう。ノガラは連合国と枢軸国どちらとも取引を行ったのだ。
長引けば長引くほど儲かるのである。
名家
ロスチャイルドは代々教皇に融資をしていた。それは1832年のナポレオン戦争のグレゴリウス16世の時代であり、その額は3740万ポンドにも相当する。融資をしたのはジェームズメイヤーロスチャである。教皇は金を借りざるを得なかったほどバチカンの財政基盤は安定していなかった。ロスチャイルド は公式の教皇銀行家に当時からなっているのである。
批判家はこう語る。教皇はローマと国の両方をうったと。さらにロスチャは教皇とキリスト教を統治している。あるジャーナリストはこう皮肉を綴った。ロスチャは教皇の手にキスをした。秩序はついに再確立された。研究家はロスチャイルド家が1823年に世界的なカトリック教会の全ての財政運営を引き継いだと言っている。彼らは教皇に金を支払い、国を買うのだとまで言われている。さらにピウス9世の時代はますます厳しくなり、教皇領も小さくなったことから、財政基盤は悪化した。
その財政基盤状況を改善したのが、Uのベルナルディーノノガラであったわけだ。そして彼はそれから始まる銀行腐敗巨大スキャンダルの基盤を作ったとともに、危機に晒されていたUを救うために資金を提供した。
イタリア金融マフィアのミケーレとロベルト、そしてポールマルチンクスはこの銀行を腐らせに腐らせたのであった。彼らはバチカン銀行をマフィア化させた。この銀行はマネロンの中心地となった。ロベルトは取り巻きのアンブロシアーノ銀行を破綻させ、最終的にはロンドンのブラックフライアーズ橋からぶら下がっているのが発見された。彼は息をしていなかった。彼は15000ドルの金の時計を手首にかけていた。あまりに無残な最後であった。さらにミケーレは終身刑を宣告させ、自ら息を止めたのであった。バチカンにはたくさんの骸骨がうろついている。
ムッソリーニが与え、ノガラが増やし、マルチンクスが腐らせた金が今やバチカンのロンドンの高級不動産腐敗帝国につながるのである。
そしてのノガラは元々イタリア商業銀行のトップマネージャーであった。彼はバチカンに目をつけたのであった。それはバチカンが世界的な教会の中心地であったからだろう。それは当然金融市場でも繁栄をもたらすのである。それはロスチャも変わらないのである。さらにノガーラがパリロスチャから信任を受けていたという話も出ている。確かにこれは一理あり、当時のバチカンの財政基盤を握っていたのはロスチャであるので、その運営を任されたノガラを信任する必要があるからだ。彼らの了承なくノガラは信任されることもないだろう。ノガーラは第二次世界大戦後ロスチャとも取引を行っている。
バチカンの本当の教皇はロスチャなのかもしれない。
アメリカのフランシススペルマン枢機卿はジョセフマッカーシーの支持者であった他、マルタ騎士団の一員でもあった。彼もまたピウス12世により任命された枢機卿であった。そんな彼はノガーラをイエスキリストにつぐ偉大さであると表現した。
裏リーク
そして彼らはシオニズムを支持していたと見られている。確かに、ロスチャと関連が深い二人が反シオニズムとは見えない。
ご存知の通り、アレ(シオ)ニズム運動とはパレスチナにUの民族的拠点(故郷)を設置しようとする近代的な運動である。この名前の由来は聖書のゼカリヤ書からきている
主はこう仰せられる。「わたしはシオンに帰り、エルサレムのただ中に住もう。エルサレムは真実の町と呼ばれ、万軍の主の山は聖なる山と呼ばれよう。」
https://www.wikiwand.com/ja/%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
聖地エルサレムにはシオンの丘がある。そしてこのアレニズムこそが中東のイザコザの遠因と言える。
イスラエル政府の役人であるピンチャスはバチカンを強く擁護した。ピオ12世の教皇の元にあったカトリック教会は少なくとも86万人のUを救うのに役に立った。と。さらにバチカンのオブザーバーは国家社会主義ドイツに強く反対し、Uを助けるために戦争中に彼は連合国を積極的に支援したと主張している。皮肉にもピウス12世が任命したノガラは両張りを行っていたわけだが。
そして、ピオ12世はUの魂としてのパレスチナの重要性を早くから理解していたと言われている。クリスチャンシオニズムという言葉がある。この教理はキリスト教プロテスタントの福音派の一部で信じられている教理である。
そしてイギリスの外務大臣であるバルフォアはライオネルウォルタロスチャにある書簡を送った。それはイギリス政府のシオニズム支持表明である。いわゆるこれがバルフォア宣言である。イギリス政府の狙いは何か。それは当然ロスチャからの財政的支援である。それが狙いである。ロスチャはシオニズムを支持しているからだ。それが彼らの夢である。
しかしイギリスはマクホマン宣言も行っていた。このマクホマン宣言はアラブ人のパレスチナ居住を認めた協定である。目的はオスマン帝国とアラブ人を戦わせたかったからである。
さらにサイクスピコ協定により、イギリスフランスロシアと中東分割を秘密裏で約束していた。
当然こんなことをすればどうなるか?とても揉める。それが今の結果である。これがイギリスの三枚舌外交であり、彼らが原因を作った。
そしてオスマントルコをイギリスは打ち破り、英国の委任統治が始まる。パレスチナとヨルダンはイギリスが持つことになる。レバノンとシリアはフランスの委任統治になる。
そして第二次世界大戦が始まるが、ドイツから逃げてきた民族がいた。そしてそれはシオニズムを活発化させた。ではその逃げをサポートしていたのは誰か?そこにはバチカンも含まれているのである。例えばピウス12世は4000人をパレスチナに送る手助けをしている。
そしてイギリスは諦めて国連にパレスチナ問題を放り投げた。そしてイスラエルはとうとう独立宣言を出した。アラブ人とアラブ諸国は当然激怒した。それで起きたのが第一次中東戦争である。アラブ諸国側にはエジプトもいる。そして休戦協定が出された。
そしてエジプトのナセルはスエズ運河を国有化した。これに起こったイギリス、フランス、イスラエルは軍をスエズ運河に出した。これが第二次中東戦争である。これに怒ったのがソ連とアメリカで停戦を余儀なくされた。ここから第三次、第四次中東戦争へ発展していくことになる。
そしてバチカンに戻るが、バチカン銀行はドイツ含む枢軸国にも投資を行っていたわけだ。さらに教皇はドイツの迫害に対して沈黙していた。その様子を伝えたのはイエズス会であるとBBCは綴る。しかし彼は逃げるのも助けていたと言われている。そして結果としてシオニズムの加速につながった。
これがロスチャイルドの描いていたシナリオだとしたら?実際、バチカンもロスチャの影響があり、バチカンは枢軸国にも投資をしており、ロスチャはUの中でも選ばれた少数派エリート一族である。これはあくまで邪推だが。
そしてこのような運動は必ず戦争が起こる。では儲かるのは誰か?彼らはシオニズムを支持したというか利用したに近いと邪推する。
さらにロスチャはイスラエルが大きくなりすぎるのは支持していない。なぜなら石油利権を取られるからである。なるべく最小国家に抑えたい狙いがあるだろう。よってエルサレムも渡さない。ここを渡さなければずっと戦争が続くだろう。
そしてこのロスチャを顎で操ってるのはまた次回。スイス。
まとめ
- バチカンは枢軸国に連合国にも投資していた
- その投資はまるでロスチャの投資手法のように量張りである
- ピウス12世も、ノガラもロスチャと関わりが深い
- ピウス12世も両張り手法を使い、ある民族を保護し逃亡を助けた
- シティや英王室はロスチャと関係が深いことは前に言っている
- イギリスは三枚舌外交を行いわざわざ中東のイザコザの原因を作った
- そして第一次世界大戦が終わり、第二次世界大戦が始まった。
- そしてドイツからの逃亡者が増え、結果としてシオニズムが加速しイスラエルが建国された
- アラブ人やアラブ諸国は当然激怒した。
- そして戦争が起こった。それは今も続く。
- ロスチャはイスラエルが大きくなるのは嫌だ。石油利権を取られ脅威になるからだ
- そしてエルサレムを渡さなければ戦争は続くだろう。
誰が一番儲かったか?それは明らかだ
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