【非難殺到】池上彰のニュース嘘だったのか! 池上彰さん、また嘘つくんですか?

ジャーナリズム
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彼の経歴

池上彰のニュース嘘だったのかというタグがハッシュタグの上位を占めていたのは記憶に新しいだろう。これは定期的に行われるある種のお祭りなのである。

ご存知だと思うが、池上彰の経歴を紹介しておこう。彼は慶應を卒業し、NHKに記者として入局している。そのNHKでは30年以上つとめあげ、そして独立しフリーランスジャーナリストに転身した。

彼が在籍当時の慶應義塾は学園紛争真っ只中であった。まさに東大安田講堂防衛戦の時代である。どうやら彼は実際の姿と報道ギャップを正そうとして、朝日新聞や、NHK希望であった。バノンはNHKは日本のCNNと言っていた。NHKはトランプ政権の北朝鮮政策への対応を行き詰まっているように思えますが?と挑発していた。その時にでたバノンの反応である。

彼はロッキード事件を担当し、警視庁、気象庁、文部省、宮内庁を担当している。ロッキード事件といえばアメリカの田中角栄失脚の謀略であることが有名だ。ロッキード製のジェット旅客機を全日本航空に販売することを目的とした見返りで、児玉氏や某商社を使い6億円近い賄賂を入れたのである。児玉氏はCIAやGHQとパイプを持っていたと言われている。

結局彼は外国貿易法違反で逮捕された。結局彼はアメリカに嫌われ、キッシンジャーにも嫌われていたわけだ。不思議なことに関係者は続々消えていった。ロッキードを追っていた記者や児玉の元通訳の男性や、角栄の運転手も立て続けに急死したのである。一つ言えることはアメリカ様に逆らうと終了ということだ。アメリカ様と言っても”共産主義時代”のアメリカだが。

そしてキッシンジャーはこう質問されている。ロッキードはあなたが起こしたのでは?彼はこう答えた。オフコース。

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その時池上さんはなんと思っていたのだろうか?

Lockheed Scandal 40 years on: The downfall of Prime Minister Kakuei Tanaka
Boise, the state capital of Idaho in the US, is a city of some 200,000 located near the junction of the historic Oregon Trail, about 90 minutes by plane from Sa...

そして彼は日航ジャンボ墜落事件などの様々な事件を取り上げてきた。そして記者からキャスターへと転身したのである。その時に池上彰の基礎ができたのであった。

これは子供でもわかるように解説すると言うことである。彼の影響力はここから生まれている。なぜなら簡潔に述べると言う手法はパイが必然的に広がるからである。よく頭のいい人は子供にもわかりやすいように説明すると言われるが、それが適用されるのは知識差がある場合(つまり教育業界や別業界の場合)やざっくりの理解のみ求められている場合、パイを広げたい場合のみである。

逆に専門用語ばかり喋る人間が賢くないかと言われれば当然そうではないのだ。知識差がない場合(つまり同じ業界にいる人間同士)は専門用語や抽象的な言語で会話した方が遥に効率が良い。余分な説明が入らず、文字数も少なく済むのである。むしろ具体的に話されると疲れてしまうだろう。抽象的な話は含有されている情報量が多く、具体に落とし込むには面倒さが伴うからだ。しかし当然パイは当然小さくなると言うわけだ。

そして簡潔に喋る場合はメリットもあるが、あくまで入門にすぎず薄っぺらく物足りない場合があり、論理を飛ばす場合があり、欠陥が発生し反論しやすいと言う致命傷はある。

彼は自分の役割に合う方法を選択しているに過ぎない。簡潔に話すことは要点をピックアップして、具体例を紹介し、ターゲットと共通言語で説明する訓練を積めばいいだけなので、訓練すれば誰でもできる話だ。よって彼が特別優れていると言う意見は幻想である。これは目的のための手段に過ぎないのだ。

そして彼は飛ぶように売れた。彼はニュース解説者として一躍時の人となった。wikipediaにはこうある。

分かり易く丁寧な語り口が幅広い世代から好評を得て、徐々に人気を集めることとなる

https://www.wikiwand.com/ja/%E6%B1%A0%E4%B8%8A%E5%BD%B0#/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%BB%A2%E8%BA%AB%E5%BE%8C

これは彼の手法はテレビ業界の理にかなっているためと言う理由に過ぎない。宣伝機関は国民をある方向へ誘導するのがお仕事だからである。大多数の国民を誘導したいテレビにとっては簡潔に語る方が、パイも広がり負荷も少ないので目的に見合っていると言うだけの話である。テレビというのはダラダラみるものであり、そこに宣伝が挿入されるものだからである。

よって彼の内容は必然的に浅くなり、含有している情報量も少なく、応用も特にきかないので聞いてもあまり意味はないのである。

そして彼の平易に喋ると言う手法の欠点は嘘がすぐバレると言うことだ。なぜなら複雑な論理構造をしてないので、粗探ししやすいからである。そして嘘がばれた場合、パイを広めているのでインパクトが強い。よって嘘をまかり通す役割を持っている人間が採用する武器としては諸刃の刃なのである。

そして平易な説明の場合、浅い支持者しかいないので、寝返られやすいという欠点もある。

このような構造が、彼がここまで炎上した理由なのである。

嘘①

まず彼がついた大きな嘘はトランプ政権がウイグル問題や香港に関心がないといったことだ。この問題に対してトランプは何も言ってこなかったと言う。むしろバイデンは人権問題を重視しているのである!と主張している。

これは説明もするまでもない嘘である。香港で言うと、中共が国家安全法を成立させた後、トランプは優遇措置を撤廃し、対中制裁を発動させている。そして香港は中共と同じであると言う発言をしている。

トランプ大統領が香港の優遇措置撤廃、対中制裁法署名-中国反発
トランプ米大統領は14日、香港への優遇措置を撤廃する大統領令に署名したと発表した。また、香港民主派弾圧の責任を負う中国当局者に制裁を科す法律に署名したことも明らかにした。中国はこれに反発し、強力な対抗措置を講じるとともに米当局者らに制裁を科す方針を表明した。

と言うのもトランプはウイグル人権法案に署名している。さらにトランプ政権はジェノサイド認定もしている。コーニン、マークリー、ルビオ上院議員やポンペオもこの決定を下すように要求している。これはトランプ政権最後の日に行われた偉業である。

トランプ大統領、ウイグル人権法案に署名-中国は報復の構え
トランプ米大統領は17日、ウイグル族弾圧の責任が認められる中国の当局者に制裁を科すよう政権に義務付けるウイグル人権法案に署名した。同日公表されたジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の政権暴露本の抜粋では、トランプ大統領は中国政府にウイグル人収容所の建設を後押ししたと指摘されている。

これでも興味がないのだろうか?一体どこを見れば無関心と言えるのか理解不能である。

そしてバイデンは鎖を打たれただけである。そして北京と仲が良いバイデンは本音をCNNタウンホールミーティングで漏らしたのであった。彼は近平の政策を正当化した。彼は統一され厳しく管理された中共がなければならないと。これは中共代弁者と取れるような発言なのである。彼のどこを見れば人権問題を重視しているのか理解不能である。

尚且つトランプ政権の行いは、大々的に報道された話である。池上さんが知らないはずないのだ。さすがに今回の嘘はまかり通らなかったが。

これまでのニュースは面白くない、エンタメ要素がない、わかりづらい、堅苦しい、真面目というイメージがあったので、彼はその時の世間のニーズに強烈に合致したに過ぎない。彼は”わかりやすい”ニュース番組の出演が非常に増え、影響力を拡大させていった。

しかし彼が影響力を持っていたのも、彼の嘘がバレるまではだ。だが彼の嘘を見抜いているのは保守層が大半であり、弱まってはいるがいまだ彼の影響力は健在である。幸いTwitterと言うものがあり嘘がばれやすくなっているので、彼が影響力を失うのは時間の問題のようだ。と言うのもTwitterではハッシュタグ #池上彰のニュース嘘だったのかがトレンド入りしたわけだ。

ニュースをわかりやすく解説する手法を採用するならば、真実をより追求しなければならないのである。まあ人間の思想が介入する以上は絶対的な真実は存在しないわけだが。真実と言うよりはどちらの立場が国益にかなっているか?が正しいだろう。日本国のメディアである以上国益にかなったニュース解説をすることが報酬を正当化するのである。本来報酬とは十分な実績の対価としてし払われるべきものだ。その付加価値が日本国のGDPの形成の要素ともなるわけだ。 

現状のようにリベラル機関に高い報酬が支払われている構造は非常に歪みがあると言える。なぜ日本のGDPに他国の国益にかなっているものが計上されるのか理解不能である。

そして当然外資比率が高いテレビ局が多いので、他国の国益にかなった宣伝がされるわけだ。必然的に国益にかなっていない、つまり”真実ではない”ものしか報道されないのである。

しかし幸いにもこの構造は見破られており、この歪みは解消されていくように見える。

嘘②

さらに池上彰はグラフを使用し嘘をついていたのである。そのグラフは日本の平均年収が下がっていると言うグラフであった。彼が主張したいのは日本はアメリカに比べどんどん貧しくなっているんですである。このグラフをざっくり見ると、あーそうかー日本はやばいんだなーと思わなくもないだろう。

しかし、このグラフをよく見て欲しい。日本と米国の目盛りが全くあっていないのである。よく使われるグラフのトリックである。

この比較は見る価値もないだろう。なぜなら縦軸の数字がバラバラであり、少なくとも並列に並べるものではない。もし横軸を合わせると、グラフの傾きはなだらかになるので、誘導したい結論に到達できないので都合が悪いと言うわけだ。そして横軸の年度もあっていない。

同じ基準で比較対象を選ばなければ、それは比較ではない。何もない。

彼らの宣伝の手法は、まず誘導したい結論を決める => それから根拠となるデータを集める手法である。

ちなみに余談だが論理構築によく使われるのはトゥールミンロジックである。FACTやデータがあって、それにワラントと呼ばれる論拠を足して、主張結論に持っていくやり方である。当然論理には矛盾が入り込む。よってQ:qualifier (限定) や論駁 (R:rebuttal)で矛盾点を減らし論理の強度を上げていくのである。例えば限定で言えば、この場合の時だけや、何%でこの論理が当てはまりますなどだ。そうすると、反論を減らすことが可能である。

さらに論駁は自分から例外を言ってしまうことである。この場合は当てはまりませんがと言う話だ。そうすると論理から例外を追い出すことが可能なのだ。つまり論理に隙がなくなっていく。

よく言う三段論法には欠陥があるので、このトゥールミンロジックが使われるのである。

ロジカルシンキング - 三角ロジックとトゥールミン・モデル  - わかりやすく解説 Weblio辞書
ロジカルシンキング 三角ロジックとトゥールミン・モデル  ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。日本語訳として論理思考あるいは論理的思考(参考→思考#思考の種類)と置き換...

池上彰氏の論理は、このデータが嘘であるので論理破綻していると言うわけだ。

テレビのレベルはこの程度なのである。残念ながら見る価値が一つもなく得るものは何もない。

そしてどうやら彼は自分の意見を言わないらしい。彼はあくまで中立で客観的で、公正でなければなければならないとNHKで教えられてきたと言う。説得力がないのだが、となると彼の意見は誰から言わされているのか?と言う疑問が湧く。

テレビのニュース解説に中立という概念が成り立つわけがない。必要なのは中立ではない、国益である。中立は無関心と紙一重なのである。 しかしテレビの構造上国益を重んじる放送はできるはずがない。よってテレビを見る価値はないのである。

まとめ

  • 彼は日本のCNNと呼ばれるNHKで30年以上働いてきた
  • その時彼は平易にわかりやすく語ると言う手法を訓練した
  • 大多数の国民に宣伝を垂れ流すメディアにとってこんな好都合な人物はいない
  • しかしその平易な手法は諸刃の刃とも言える
  • なぜなら、浅いファンしか作れず、嘘がばれやすく、批判もされやすいと言う点である。
  • さらに彼は自分の意見を言わないと言っている
  • となるとメディアの意見になる
  • 外国資本比率が高いメディアは他国の国益となる宣伝を流したいのは明らかだ
  • つまり嘘 = 国益にそぐわないものが垂れ流しになるわけだ
  • 彼はいつか破裂する時限爆弾を抱えていたわけだ

この大炎上はその時限爆弾が爆発したに過ぎないのである。

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