この男は何者か?
彼はAppleの最高経営責任者である。クックは大学院を卒業した後、巨大技術屋のIBMにて12年間働いていた。その後彼はデューク大学にてMBAを取得している。その後彼はコンパックという企業の副社長になるが、すぐにその職を辞退したのだった。それはある男と出会ったからである。
もちろんあの有名なスティーブジョブズである。彼はどのようにクックを口説いたのであろうか?
ペプシ社長であった16歳年上だったジョンスカリーに対して、このまま砂糖水を売って過ごすか、それとも世界を変えるチャンスを手にしたいか?のエピソードはあまりにも有名だ。このスカリーの管理下でアップルの売上高は8億ドルから80億ドルになっているので彼は優秀だったのだろう。
ちなみにジョブズが目をつけたのは、スカリーの高イメージでもある。Appleの社長であったMileがやめた後、ジョブズには規律と気質を欠いていた。そこでジョブズはAppleの信頼性と安定性の向上のために、スカリーの堅実さに目を付けたわけである。雑誌MacAddictはそんな期間を最初の黄金時代と称賛していた。
しかし、残念ながら彼はヒラリークリントンと知り合いである。ビルクリントンが立候補した時、スカリーは彼を支持していた。スカリーは念願かなったビルクリントンの一般教書演説を嫁の隣でまじまじと聞いていた。
そんな口説きの天才である彼はクックを分速で落としたのであった。クックはその時の出会いをこう語る。スティーブとの最初のインタビューから5分以内に私はAppleに入社したいと思ったのだ。Appleに入社し、創造的な天才のために働き、偉大なアメリカの会社を復活させれるまたとない機会なのだと
彼は周りの利益やコストなどの合理的判断によるコンパックに止まれというアドバイスに反して、この会社に突入した。彼はアップルの上級副社長になったのだった。
そんなジョブズだったが、彼は体調が芳しくなかった。彼が不在の間はアップの業務のほとんどはクックが行っていたのである。彼は最高経営責任者まで出世の階段を登っていたのである。
政治的立場
彼は中共を2016年に訪れている。彼は中共政府がItunesStoreとAppleBooksストアの閉鎖に抗議するために中共を訪れ政府関係者とあっている。その後彼は近平が裏口入学したとされる清華大学の諮問委員会の委員長に任命されている。
そんなクックの中共との繋がりに対して、マリノフスキー議員は非難している。アップルは市場を優先し、香港で闘う勇敢な人たちに立ち向かっているのだ。彼は利益優先型の企業人なのだろう。
そんな彼はやはりオバマの支持者であった。彼はオバマに寄付をしている。彼は民主党に寄付をしており、彼らにお金を注入している。そしてヒラリークリントンの選挙時にも彼は金を注入している。その寄付額は236100ドルである。彼はあくまで企業人ではなく、民間人として参加をしていたという。
そして恐るべき内容がwikileaksからリークされていたのだった。これは例のヒラリークリントンのメールである。いわゆるポデスタメールである。ブリンケンは嘘をついているのコンテンツでも述べた通称地獄のラップトップならぬ、地獄のEメールである。
その内容はなんと副大統領候補に彼らがリストアップされていたのだった。その地獄のリストにはクックの名前も入っている。そしてさらに悪いことに、ビルゲイツの名前も入っており、嫁であるメリンダの名前も入っていたのだ。想像してみて欲しい。つまりこれはトランプが2016年に敗北していれば、
彼らが今のカマラハリスのポジションにいた可能性もあったのだ。非常に恐ろしい話である。
ちなみにスティーブジョブズの立場が気になる方もいると思うので最悪の情報をお伝えしておこう。彼はもちろん、民主党の熱心な寄付者である。1990年代から2000年代にかけ10年に渡り彼は支援をし続けている。そんなジョブズが最も送っていた民主党議員は誰か?それはナンシーペロシである。
最悪である。我々の築き上げた(いや構築された)良いイメージが壊された瞬間である。
しかし一番ヒラリーへの投資が多かったのは、もちろん証券と金融である。つまりウォール街の選択はステルス共産主義者への傾倒である。
逆に億万長者のベンチャー企業人であるピータティールはトランプを支持しており、共和党全国大会で後援していた。
そんなクックの発言を紹介しておこう。Cookはこう語る。TwitterユーザーのRyanによるとプラットフォームから特定の人々を禁止しないことは罪であると彼は示唆したわけだ。この発言はparlerがストアから追放された理由をよく説明してくれるのである。
そんな彼はなにも民主党だけを支持しているわけではない。共和党も支持をしている。
cnbcによるとクックは政治資金で超党派であることが証明されたという。クックは共和党下院議長のためのライアンのために寄付をした。
この関係は非常に奇妙である。クックはトランプの政策を批判していたことでも有名だ。これは容認できない。これは私たちの国ではないと述べている。
のにかかわらず、4つのグローバルオリガルヒ企業 (GAFM) とは違っていた。シリコンバレーは民主党よりであるのは自明である。
他の社長は明らかにトランプと対立姿勢をあらわにしており、トランプを追い出した。これはまさに共産主義者の革命後の討伐に他ならない行為である。
そんなお仲間の行動に反して、彼はトランプに近づこうとした。
奇妙な関係
クックはトランプと奇妙な信頼関係を構築しようとした。
11月20日の午後、クックはトランプと会話をした。二人はアップルがMacProを製造しているテキサス州のオースティンの工場を見学した。国内工場では他にはLVMHのVuittonの工場である。これらの工場はアメリカ国民に雇用を生み出すだろう。とても素晴らしい政策である。
クックは雇用の実績をアピールしている。Appleが事業を拡大して、全米で数千人の雇用を創出するのを誇りに思います。
これはクックのトランプ対策であることは明らかだ。彼らは米中貿易摩擦で割りを食っている会社だからである。アップルは中共の製造業に依存しているので壊滅的なダメージを与えただろうとTHE VERGEは語る。
割食った分を回収しないといけないので、クックの狙いは法人税の削減だった。結果として、これは正しい。法人税あげると国内企業は海外に逃亡するわけだ。内で作ると高いから外で作って輸出する方が安いと考えるのは当然である。法人税の減税をすると国内の雇用にはプラスなので、国民に取ればハッピーなのでこれは正しい。ヒラリーについていたような企業を巻き込んで、結果的に国民の利益にしてるのが、トランプの上手いところだろう。
そう、これはただの両建てである。これは一見企業人としてはリスク回避の意味で最も賢い選択肢に見える。
企業が直面する主なリスクはいわゆるカントリーリスクである。このカントリーリスクの中には政治や政策リスク、経済リスク、法務リスク、社会リスク、自然災害リスクが存在する。
政治リスクでいえば、エジプト政府によるスエズ運河の国有化、プーチンによるオリガルヒの討伐、そしてバイデンが挙げられる。バイデンは国内のパイプラインを止めている。キーストーンXLパイプライン許可の取り消しは北米労働者国際連合を失望させた。彼らはバイデンとハリスを支持していた。止めてもらえることにかけていたのだろう。しかし、中東石油利権の連中の方が力は強かったというわけだ。なぜトランプサイドにつかなかったのか首を傾げる。これは投入される資金量も政策の方向性に影響を与えるだろう。政治屋はこのような商売である。寄付や支持と言ってもそれは投資にすぎないのは自明である。
政治屋がこのような構造であっても結果として、国民に利益が還元されるならば特に問題はないだろう。政治屋がそういう世界であるのは特に否定しない。結局そういうものだし、完全にクリーンになることなどない。中共も江沢民派、近平派叩こうと思えばいくらでも埃は出てくるのである。程度は違うが、叩けない人間など存在しない。これは正しさの追求というよりも情報戦なのである。
正しさを証明するために骨組みは作られるわけである。その理論の骨組みや実績が多数に支持された方が勝ちである。万人を納得させれる理論や実績は存在しない。
そして民主党の政策はオリガルヒにしか恩恵をもたらさないのは自明であり、我々が割りを食うハメになる。だから私はそっち側にはつかないわけである。トランプの政策の方が正しいのである。中共を崩壊させないと、我々が割りを食うわけである。
オリガルヒにとったら民主党についた方が好都合なわけである。そうではないとプーチンが行った討伐のように資産を全て失うわけなのだ。オリガルヒにしたら民主党の政策の方が正しいのである。中共とつるんでる連中なら中共の政策は正しいになるわけだ。いくら犠牲が大きくても、知ったこっちゃないわけである。こういうところが叩けるポイントとなる。だから我々にとったら彼らの政策がおかしいのは当たり前なのである。そして彼らも我々の意見は全て間違いとして攻撃してくるだろう。
なのでこれは万人の正しさの追求ではなく、戦いなのである。
このリスクが存在するが故に、それを回避しなければ破綻の危機に追い込まれるため、政治屋と繋がるしかないわけである。どちらの側にもついておけば、どちらに転ぼうとも大きな損失を被ることはないだろう。
このカントリーリスク中共はいうまでもなく、アメリカにも強く存在している。そして日本もだ。そして悪くいうと、どちらに転んでも自身の目的を達成することが可能であるということだ。これはあくまで投資なのである。彼らは大きな利益も取れないが、大きな損失もないだろう。ヘッジしているだけだ。彼らの投資額はそこまで大きくないのである。
まあ世間からの反応はイソップ物語にあるどっちつかずのコウモリに対する反応と変わらないだろうが。支持は得ることはできないし、奇妙に思われることだろう。
彼は他の4人(GAFM)の代表に比べて狡猾なことは言うまでもないだろう。あくまで彼はリスク回避、利益優先で動いているのだ。
まとめ
- ティムクックはスティーブジョブズのあとをついだ
- ジョブズは長年民主党に金を注入していた。たちが悪いことに最も金を流していたのはあのナンシーペロシである
- そんなクックもヒラリーに金を注入していた
- wikileaksはヒラリーの副大統領候補にクックとゲイツの名前が入っていたことを明らかにした
- しかし奇妙にもクックはトランプに近づこうとしていた
- 彼はテキサス州のMacProの工場をトランプと共に見学した
- これは雇用を生み出す!とリベラルよりな思想である彼は宣伝した
- つまりこれは両建てである。
- 彼らは米中貿易摩擦で苦しんでいたので、法人税の減税を獲得でカバーしたかったのだ
- 彼は政治リスクのヘッジとして両方にベッドしているにすぎない
- 彼はトランプの宿敵中共共接近をしている。
彼は主要な5人(ゲイツ、ベゾス、ザッカー、ピチャイ、クック)の中で最も狡猾な企業人なのである。
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