マスクの警告
世界一の金持ち連中の社長と言っても全てがお友達というわけでは無い。明らかに確執が発生している。それはトランプ派と反トランプ派の確執である。msnによるとシリコンバレーには親しい友情もあるが、確執もある。セールスフォースのマークやオラクルのラリーのように友好的なライバル関係もあるが、明らかに対立している場合も多数ある。世界を変えるアイデアが生まれるこの土地では激しい競争が発生するのは自然である。インサイダーはシリコンバレーはライバルの繁殖地であるという。
ミランダカーと婚約している30歳のスナップチャットのシュピーゲルに大してfacebookは30億ドルの買収を持ちかけた。その買収は破綻したが、二人に確執をもたらした。
ザッカーバーグ自ら買収を提案したが、当時20代のシュピーゲルは、そっちが出向いてくるなら会って上げてもいいよと痛烈な返事を返した。そして20代の社長はこの会談でザッカーバーグから提案された内容をこうまとめた。
基本的にはお前らを潰してやるという内容だったわ
社長はその後社員に孫子の兵法を注文した。非常にこれは野次馬根性から言えば、ワクワクエピソードである。一般的には第三者からみる揉め事は面白いのは世の常である。綺麗事は言わない。 ちなみにスナップチャットは10代の利用が多い。投稿するとすぐ消える。履歴が残らないアプリである。そしてfacebookは若者の利用が減少しており、客層として10代を取り込みたい狙いがあるので、彼らを買収したかったのであろう。断られたfacebookはpokeという似たようなバッタものを出した。
当時20億ドル程度と見積もられていたスナップチャットだが、10億ドル割高の30億ドルを提案された。しかしシュピーゲルは彼らの下に入るのを断りこう語る。我々の価値はたった30億ドルでは無いと。それは我々が見てる世界では無いと。短期的な利益に満足しても仕方が無いと語る。
むしろ彼はこの会談を利用して資金調達を推し進めた。天下のfacebook様に相場より高い額を提案され大ニュースになったので、交渉にご利用可能なのである。彼らは下克上を挑んだのであった。(一番好きな言葉である。これは共産主義者の革命という言葉では無い)
アマゾンのベゾスやfacebookのザッカーバーグ、twitterのジャックドーシーは反トランプ派である。ブランドコングロマリットのLVMHのベルナールアルノーや、テスラのイーロンマスクはトランプ派である。ファッション業界で大成功を収めたアルノーは世界で4番目の富豪であるがフランスの社会主義政策を嫌って渡米している。イーロンマスクは共産主義者バイデンの政策を嫌ってテキサスに渡っている。
ランチェスター戦略やゲリラ戦という抜け道はあるが、順当に戦えば、巨大資本に勝てるのは巨大資本のみである。我々はどちらかの側に立たなければならない。中立という概念は存在しない。どちら側にたつかはみなさん次第である。
トランプJrがイーロンに新しいSNSの構築を呼び掛けたり、マスクがプーチンと会話を試みようとしているのは我々の記憶に新しいのである。
そんなマスクは明らかにザッカーバーグやベゾスと対立しているのだ。まずはアマゾンのベゾスだ。ベゾスはトランプとも対立をしているが、マスクとも何と15年以上にも渡り公に対立している。
ベゾスが実は宇宙に参入しているのは前の記事動画で紹介したところだ。ブルーオリジンである。
ベゾスにアドバイスをマスクはこう語る。
私はアドバイスをするために最善を尽くしましたが、彼はほとんど無視しました
ワシントンポストの所有権を握っているメディア王ベゾスに対してもマスクは非難しており、NASAの発射台の使用権についても二人は揉めている。
そしてイーロンマスクとザッカーバーグの対立についても有名だ。これは以前の動画で解説しているので割愛する。

ちなみにマスクとビルゲイツも仲が悪い。
企業が利益優先で倫理を重視しないようになるのは自然な帰結である。特に驚くべきことでは無い。企業はそういうものである。企業の唯一の目的は利益であるとミルトンフリードマンは語る。
しかし社長のマスク個人は多大な影響力をもつ彼らと決別を選択している。
史上最大のスキャンダラシズム
コーエンはfacebookの社長に関して痛烈な皮肉をツイートしている。内容は
25億人の水を一人で管理することは出来ない。25億人の電気を一人で管理することは出来ない。
25億人がみる情報を一人の男性に制御されるのは何故ですか?facebookは皇帝によって統治されるべきでは無いと彼は呟いた。
彼は誰かに似ている。彼は誰かの息子である。それは誰か?近平である。皇帝は中共だけではなくfacebookにも存在した。
zuckerのメンターであるロジャーはfacebookはこれまで出会った大企業の中で最も集中化された権力構造である。と述べている。社長の力が強すぎるのである。共同創設者のクリスはこの会社は複数の小さな会社に分割されるべきだという。
そんな呟きに関して、彼はアンインストールしましょうと言っている。ハッシュタグ #DeleteFacebookと呟いたマスクである。ちなみに彼のフォロワーは5000万人なので、この素晴らしい警告は世界中に轟いたのだ。
そしてfacebookはもはや世界共産主義化のツールとしても使用されているのは自明である。例えば環境である。気候変動の偽情報は削除するとのべた。残念ながら気候変動自体が偽であるので、偽の偽情報は真実なのである。裏の裏は表である。
またfacebookがインドに設立した無料のネットワークサービスは左に偏っており、インドの電気通信規制庁により禁止された。facebookはモディーのヒンドゥーナショナリズムを認めていない。それは彼らのグローバリズム政策への対立的思想であるからだ。グレタも環境を利用して、インドの転覆活動をしようとしているが、完全転覆マニュアルを自ら漏らして言葉通り大炎上したことは有名だ。詳しい内容はは過去記事と動画でやってるので割愛する。これを見るとインドとプーチンの関係もわかる。
そんな極左のfacebookは過去に史上最大のスキャンダラシズムを引き起こしている。
これはケンブリッジアナリティカのデータスキャンダルである。英国のコンサルティング会社はユーザーの同意なしに、政治的な宣伝に利用した。この会社はこのスキャンダルで潰れたが、関連会社はまだ生き残っている。
最大8700万人の個人情報はThis is YourDeigitalLife と呼ばれるアプリを使用した27万人のユーザー経由で取得された。つまり27万人は8700万人の情報を取得するための入り口になってたわけだ。
これは中共のやり方とそっくり。中共も一般的なユーザーを入り口にして、大多数の情報を取得したり、軍や政治などの中枢に近づいていくのである。これはバックドアにされてるようなものである。一般のゲームもそうである。SNSというのは繋がるアプリである。
もちろんこの8700万人には許可は取られていないわけだ。これは大問題になり破産した。
ではこのデータはどのように使われたのか。趣味嗜好が近いAさんに宣伝を出したか?答えは否である。そういうに思うわけだが、それだと効果が薄い。
彼らがやったのはAさんの最も親しい友人Bさんに宣伝した。信頼すべき第三者の意見は受け入れてしまう人間の性が存在しておいる。つまりAさんはBさんに説得されるわけだ。それは意見を変えてしまう可能性は高いので、もろ介入である。だから問題になった。
データの項目としてはプロフィール、いいね数、誕生日、住んでるところ、さらにタイムライン、メッセージ。これだけあれば、サイコグラフィックはプロファイリング可能なわけである。いわゆる活動、関心、意見、態度、信念などの特性。
例えば信念が誘導したい方向とは違うCさんを、住んでるところが同じで投稿にイイねを沢山つけているDさんは親しい可能性が高い。リアルで会話している可能性がある。なのでDさんに誘導したい方向に宣伝すれば、Cさんに説得してくれる可能性もあるわけだ。無意識にね。これを大多数にやれば一定の効果はあるわけだ。
これは悪用であるが、マーケティング(いわゆるマイクロターゲティングである)にも非常に使えるのは明らかであるので、データビジネスはこれだけ流行っているわけだ。それは何故か?金! それ以上に儲かるからである。我々が想像するより汚い世界なのである。まあそんなものかと思うので特に驚きは無いが。この世界では自由な意思決定は幻想である。それに気づけば解放されるわけだが。
また社長は議会に呼ばれた。そして連邦取引委員会から50億ドルの罰金と英国に500000ポンドの罰金を支払うことに合意した。
これで流行ったが #DeleteFacebookである
ちなみにfacebookの従業員のほぼ全員(93%)が民主党に献金を行っている。これは何を意味しているかは自明である。以前の記事動画で話したが、社長は米民主党をゴリ押ししている。そんな社長は皇帝である。
大量データ流出
そんなfacebookがまた大荒れしている。炎上中である。本日のtwitterのトレンドに躍り出たわけだ。
IT Mediaニュースによると、Facebookの世界のユーザー5億人の個人情報(非公開設定の電話番号含む)が流出してるわけだ。流出先がたちが悪いことに、犯罪フォーラムで公開されている。しかも誰でもアクセス可能である。日本では42万人ものデータが含まれている。

これ2019年に5億人の情報をすでに漏らしているfacebookであるが、また彼らはやらかした。
この5億人の保存先が誰でもアクセス可能なデータベースに置いてあったわけだ。これは先日のLineの問題と同様にたちが悪い。Lineの問題は中共の技術者から32回日本のサーバーにアクセスがあったわけだが。メールアドレスや、やりとりやメッセージがアクセスできる状態になっていた。
facebookはこの件に対して反省していない。この漏れたデータは2019年のものだ!もうそのデータベースの脆弱性は修正している!と主張している。
これは全く古いデータでは無い。2年たらずで基本情報が変わる人て数は少ないわけだ。そこまで頻繁に引っ越すことは無い。
INSIDERによるとこの情報データがハッキングフォーラムに投稿されてて、研究者はハッカーがデータを使用して人々になりすまし、詐欺を犯す可能性があると警告をしている。
twitterユーザーのアーロンは、5億レコードが全て無料でリークされた。これはFacebookアカウントをお持ちの場合、紐づけている電話番号が漏洩した可能性が非常に高いという。
そしてfacebookはこの絶対的な過失を認めているのを私は見たことがありませんという。
また呼び出し常連の社長は議会に呼ばれることになるだろう。
#DeleteFaceBookがまた進行するわけだ。
最後に使ってない人にも盲点を紹介しておくと、別アプリでfacebookログインがあるわけだ。尚且つサインインするときもfacebookと連携させる機能がある。
いわゆるソーシャルログインは便利である。尚且つ例えばベンチャーのアプリにも利点がある。それはログインの機能実装を省けるのである。基本情報の管理が必要でリスクが高そうなサインインやログイン機能を自分のところで持たなくてもよくなり、その分コストが削減できるわけだ。
ベンチャーがそのような提供されているパッケージを使うのは当然の帰結である。こういう風にして彼らは影響力を握っていくわけである。だからちゃんと厳重管理してもらわないと困るのと、左傾化すると困るわけだ。
なのでバランスをとる意味でも彼らくらいの莫大な影響力をもつ右やナショナリズムのIT機関の発展が必要なのだ。中立になれと言っても既存の構造なら不可能なのである。中立はそもそも幻想である。
その問題点をトランプは把握して、新たなSNSを作ろうとしているのだ。
まとめ
- 金持ちが集まるシリコンバレーでも勢力は分断されている
- スナップチャットのCEOはfacebookの社長に喧嘩を売った
- LVMHのアルノーやマスクはどちらかといえばトランプ派である。
- 彼らは反トランプ派である、ザッカーやベゾスと対立している
- 巨大資本は巨大資本である。我々はどちらにつくかは選択可能なのだ。
- facebookは非常に左傾化しており、政治的影響を与えているのは事実である。例えばインドのモディー。インドと対立しているパキスタンは中共とズブズブである。中共パキスタン経済回廊!
- そんなfacebookのデータの扱いは非常にデタラメである
- だから今回のような流出問題が起こるのは当然の帰結である。
それでは皆様ご一緒に。
#DeleteFaceBook
追記: 陰謀パトロールの陰謀研究所準備中。
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